ストラテジーの探し方

分散投資のメリットは

分散投資のメリットは
そもそも分散投資とは、投資先や投資期間を分散させることで資産全体の下落リスクを抑えるために行うものです。そのため「投資リスクを分散する」という点では意味があります。

分散投資のメリットは?資産を分散させて投資のリスクを減らそう

時間分散を用いた投資方法として主なものが「積立投資」です。積立投資は、少額から始められる投資として、初心者に人気があります。積立投資では、購入のタイミングを分散して一定額を投資するため、価格が安い時には多く買い、価格が高い時には少なく買います。価格の安い時期に多く購入することができるため、商品の平均価格を抑えることが可能になります。また、毎回の投資金額が一定であるため、急激な値下がりが起こったとしても、損害の程度を軽減できるのです。

〇ドル・コスト平均法

ドル・コスト平均法とは、中長期投資における手法です。価格が変動する商品を、常に一定の額で購入し続けることで、日々の価格変動リスクを平準化する方法で、主に積立投資で用いられています。このドル・コスト平均法では、投資のタイミングや期間を分散することでリスクを低減します。

2.ポートフォリオを組んで分散投資に取り組む

いざ分散投資をしようとしても、何から始めて、何の商品をどれだけ買っていけば良いかわからないという方も多いのではないでしょうか。分散投資を行う際によく用いられるのが、 ポ ートフォリオの作成 です。

「ポートフォリオを組む」とは、どの商品を組み合わせて資産を投資するかを設計することです。ポートフォリオを構成する商品は、株、債券、投資信託、預金、不動産などです。

2.1.ポートフォリオの組み方

商品(業種)をばらけさせる

〇商品をばらけさせる分散の一例
・・・投資に回す資産を米国株、国内株、債券、不動産に25%ずつ投資

〇業界・銘柄をばらけさせる分散の一例
・・・保有する国内株を同業種に固めず通信業、外食産業、金融業、精密機器、医薬品など複数の業種・銘柄に投資

自分の年齢に合わせた計画を立てる

このような場合、株式投資を中心としたポートフォリオを組むのがおすすめです。
株式投資は「ハイリスク・ハイリターン」と言われ、社会情勢や景気による価格変動リスクが大きい一方で大きなリターンを得られる投資の種類です。 多少リスクを負っていたとしても、その後の30~40代でリターンを回収することが可能です。

逆に60代からは、年金や貯金をベースにした投資を行うことになります。また、その先何十年と先を見据えた長期的な投資は難しく、 もし積極的な投資を行い大きな損失を被ってしまった場合、その後のリカバリーは現実的ではありません。 そのためリスクを取らない方が賢明です。安定的な運用が期待できるローリスク・ローリターンの国内債券を中心とした投資計画を立てると良いでしょう。

20代 独身かつ今後の社会人生活も長い 分散投資のメリットは → リスクが高いがリターンも大きい株式を中心とし、リターンの小さい債券の比率は下げた積極的な投資。

30代 結婚や出産などのライフステージの変化で出費が増える → 資産形成を視野に株式を中心としつつ、将来の教育資金を見据えて債券など安定した投資方法の比率を上げる。

40代 マイホーム購入や退職が見えてくる → 資産目減りリスクの高い株式投資は抑え、債券の比率を上げた安定的な投資。

50代 退職が近くなる → 退職によりまもなく収入が下がることを踏まえ、株式投資中心などというリスクは取らずより債券の比率を上げた安定的な投資。

60代 現役を終え年金生活 → 年金中心の収入になるため株式は小さい比率に落とし、債券を中心とした安定的な投資。

集中投資vs分散投資。最終的に勝つのはどっちだ? キミはまだ本当の“分散投資のメリット”を知らない!

時間分散のイメージ


時間分散で高値掴みのリスクを避ける

地域を分散させることは、資産が特定の国に偏るリスクを軽減できます。地域ごとに経済や財政、潜在的な政治リスクは大きく異なります。今は景気がよくみえる国でも、国の財政が破綻して経済が混乱すれば、株価も暴落することでしょう。あらかじめ地域を分散させておけば、このようなリスクを最小限に留められるメリットが生まれます。

最後に通貨の分散ですが、円建ての資産しか持っていない人は真剣に通貨の分散を考えたほうがいいかもしれません。預貯金や日本株、不動産、国内の資産に投資する投資信託などしか持っていない場合、日本円の価値が相対的に落ちる(円安)と資産が目減りしてしまいます。ちなみに、2021年12月の実質実効為替レート(2010年=100)は68.07と、1972年並みの水準となりました。日本円の対外的な購買力は、50年前の水準になっているということです。

円の購買力低下のイメージ


日本円の対外的な購買力は、50年前の水準にまで低下している

おすすめの分散投資のやり方=積立投資

分散投資を手軽に実践する絶好の手段があります。そう!積立投資です!
つみたてNISAは、少額から始められ、対象となる商品はいずれも資産分散の効いた投資信託です。毎月コツコツ投資し、最長20年間運用益が非課税になる制度なので、時間分散のメリットを生かすのにもぴったりな制度です。

ここまでで紹介した分散投資のメリットは、すべてつみたてNISAを通して得られます。分散投資のメリットを最大限に活用するなら、つみたてNISAで複数の国や地域に投資する投資信託を選びましょう。こうすることで4つの分散投資(「資産」「時間」「地域」「通貨」)が一気に実現できます。

分散投資の注意点

例えば、全世界株の投資信託に加えて米国株の投資信託を購入するというパターンです。名前だけ見ると分散効果が高まったように感じますが、そもそも全世界株の投資信託は資産の半分以上を米国株で運用している場合が多く、資産全体の割合を見ると米国株への偏りがさらに強まってしまっています。このように分散投資では、名前ではなく実際の組入れ銘柄に注目してバランスを考える必要があります。

関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次
閉じる